2024年9月17日
これは、当社とは関係ありませんが、超音波によるアルツハイマー型認知症の治験に成功したという東北大学の報告の概略を記載致します。
東北大学 プレリリースより引用
アルツハイマー型認知症は二つの病理学的特徴を持っており、一つはアミロイドβ(Aβ)から成る老人斑、もう一つは微小管関連蛋白質であるタウ蛋白から成る神経原線維変化と言われてます。
これらの病理変化によって神経細胞の脱落が起きると言われています。その病態発症機構としては、現在アミロイド仮説が最も支持されています。
東北大学、下川教授らの研究グループは、この血管内皮機能の修復・改善を治療標的とすることが、アルツハイマー型認知症の予防または治療として応用できないかと考えました。
このような中、近年、低出力パルス波超音波(low-intensity pulsed ultrasound:LIPUS)は、細胞・組織障害が非常に少ない低侵襲治療として様々な分野で注目され始めています。
眼科医監修の本、「近視・白内障は10分でなおせる」の中でも、フタワソニックの活用による超音波による脳の血流改善によって認知症の改善が期待できると書かれていましたが、繋がる部分がありますね。
東北大学 プレリリース
2022年9月16日、研究成果報告の中で、早期アルツハイマー病の患者に対してLIPUS治療の探索的治験を実施した結果、その安全性が確認され、有効性を強く示唆する結果が得られた。
今後、症例数を増やした最終的な検証的治験で確認される必要がある。と述べています。